“疲れが取れない”人の生活習慣を見直す3つのステップ

“疲れが取れない”人の生活習慣を見直す3つのステップ

休んでも抜けないだるさは、根性不足ではなく習慣の設計ミスであることがほとんど。ポイントは①体内時計をそろえる②エネルギーの出入りを整える③日々の回復ルーティンを固定化する、の3点です。3週間あれば「疲れにくい基礎」を作れます。

ステップ1:体内時計をリセットする

  • 起床時刻を固定(±30分以内)。まず朝を固定すれば夜も整います。
  • 朝の光+たんぱく質:起床後1時間以内に日光を浴び、卵・ヨーグルト・納豆など10〜20gめやす。
  • カフェインは昼過ぎまで:就寝6〜8時間前以降は避け、睡眠の質を守る。
  • 夜のブルーライトを弱める:就寝1時間前は画面を見ないか、ナイトモードに。

まず「起床時刻→朝光→朝食」の三点セットを3週間固定すると、自然に眠気の波が整い、日中の集中力も安定します。

ステップ2:エネルギーの出入りを整える(食事×NEAT×休息)

疲労の正体は、消費と回復のバランス崩れ。ジムより先に、日常の活動量NEATと血糖の安定を優先します。

  • 食事の順番:野菜→たんぱく質→主食。昼食の主食は“半分でもOK”。
  • 間食の置換:甘い菓子→ナッツ・無糖ヨーグルト・炭酸水。
  • NEATの底上げ:毎時1分立つ、階段優先、通話は立って歩く。合計歩数の平均を週ごとに+500ずつ。
  • 休息のマイクロ習慣:50分作業→10分リカバリー(深呼吸・ストレッチ・白湯)。

血糖の乱高下と長時間座位が減るだけで、午後の倦怠感が目に見えて軽くなります。

ステップ3:回復ルーティンを固定化する

  • 就寝前30分の儀式:入浴は就寝90分前、照明は暖色、スマホは別室充電。ストレッチ3分で副交感神経に切替。
  • If-Thenルール:「残業なら主食半量」「雨なら家でスクワット10回×3」。迷いを消す事前分岐。
  • 2日ルール:連続2日サボらない。1日抜けても翌日再開で“連続性”を守る。
  • 行動KPIの可視化:起床時刻・歩数・就寝前30分・間食置換の4つをアプリや手帳でチェック。

3週間ロードマップ

  1. 1週目=環境づくり:目覚ましは枕元から遠ざける、カーテンを少し開けて寝る、机横に水筒、玄関手前にスニーカー。
  2. 2週目=回数を増やす:「毎時1分立つ」「野菜から食べる」「就寝前30分の儀式」を平日に固定。
  3. 3週目=微調整:午後の眠気対策に“早歩き5分”、間食タイミングの見直し、カフェインの最終摂取時刻を繰り上げ。

つまずきチェック(当てはまったらココを直す)

  • 週末に就寝・起床が2時間以上ズレる → まず起床だけ守る。
  • 午後の甘い物がやめられない → 昼のたんぱく質を+10g/主食半量。
  • 夕方以降ずっと座りっぱなし → 18時に“立つ合図”をスマホで固定。

まとめ:「体内時計」「エネルギー」「回復儀式」を小さく整え、数字で見える化する。完璧より連続性。今日から「起床固定・毎時1分立つ・就寝前30分の儀式」の3点だけ始めれば、疲労は確実に軽くなります。