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痩せすぎだと妊娠しにくい?赤ちゃんの健康にも影響があるかも!

痩せすぎの状態では、母体から胎児に十分なエネルギーや栄養分を与えることができません。そのため、胎児が母体内で十分に成長できず、低出生体重児として産まれてきてしまうというわけです。妊娠期間中はしっかりと栄養を摂るように心がけましょう。

posted on 2016.10.02

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女性の方の多くにとって一番気になるのは自分の体型ではないでしょうか。より美しい体を求め、ダイエットに励む方も多くいらっしゃることでしょう。しかし、過激な食事制限や、度が過ぎるダイエットは逆に不健康です。そして、痩せすぎは、妊娠がしにくくなるということにつながり、さらに生まれてくる胎児にも非常に悪い影響を及ぼす可能性があるのです。ここでは、痩せすぎの妊娠・出産に及ぼす悪影響について解説していきます。

関連記事:ガリガリ女子は魅力なし?健康的に体重を増やす方法について

痩せすぎだと妊娠しにくい?

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では、痩せすぎていると妊娠しにくくなるというのはどのようなメカニズムに基づいて成り立っているのでしょうか。

人の体は、当然ですが、生き残るための備えをたくさん持っています。その中の一つが脂肪です。もし食料が無くなってしまった場合、しばらくの間生存できるように体は脂肪をある程度蓄えようとします。食料が無くなってしまったときに、この脂肪をエネルギー源として活動して食料を得られるようにしておくためです。そして、妊娠中は胎児を成長させるために母体は非常に多くのエネルギーを使います。そのため、ある程度脂肪が蓄えられていない状態で妊娠してしまうと、その状態で食料が無くなってしまうと生存できない危険が生じてしまいます。

また、痩せすぎの状態では、ただでさえ栄養が少ない状態になっているので、体の負担を減らすために脳が卵巣に対する働きかけを弱め、排卵が止まったり、生理不順が起きたり、生殖機能が低下してしまうのです。また、過度のダイエットや痩せすぎによって貧血になってしまうと、受精卵がよく着床しにくくなってしまいます。

このように、痩せすぎの状態では、脳が自らの体を守ろうとして妊娠しにくくなってしまうのです。


痩せすぎは低体重児の原因にも?

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痩せている状態でも、まったく妊娠・出産ができないというわけではありません。無事健康な状態で子どもを産むことができる場合ももちろん多くあります。しかし、痩せすぎの場合、妊娠して出産まで至ったとしても、生まれてきた子どもが極端に小さい、いわゆる「低出生体重児」になってしまう危険性が高いのです。

では、そもそも低出生体重児とはどのような子のことを指すのでしょうか。低出生体重児とは、産まれてきた時の体重が2500グラムに満たない子どものことを言います。低出生体重児の中でも、1500グラム未満の子どもを極低出生体重児、1000グラム未満の子どもを超低出生体重児と呼びます。特に、早産で産まれてきた極低出生体重児や超低出生体重児は体の機能の発達が不十分なまま生まれてきてしまうので、動脈管閉存症や電解質異常などの危険性が高く、また免疫機能も不十分であるため重度の感染症にかかってしまうこともあります。

また、その後も脳性麻痺や精神遅滞、視力・聴力障害などの障害のリスクが高く、生後長期にわたってサポートが必要となります。しかし、こういった場合でも、多くの場合はその後小学校入学前後には普通の子どもと同じように生活することができます。

また、低出生体重児のうち35~37週目に産まれて、2000グラム以上ある子どもについては、ほとんど上記のような心配はありません。しかし、低出生体重児は体内で栄養を十分に摂取できていないため、脂肪細胞が肥大しやすく、将来的に生活習慣病、特に糖尿病になってしまうリスクが高まってしまいます。

痩せすぎの状態では、母体から胎児に十分なエネルギーや栄養分を与えることができません。そのため、胎児が母体内で十分に成長できず、低出生体重児として産まれてきてしまうというわけです。妊娠期間中はしっかりと栄養を摂るように心がけましょう。

効果的に体重を増やすには?

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子どもがほしいけど今の状態では痩せすぎかもしれない、あるいは、妊娠しているけどまだ痩せすぎではないか。でも、どのようにすれば体重を増やすことができるのだろうか。そう思われている方も少なくないと思います。

最も効果的なのは、一日三食、しっかりとバランスの良い食事を少し多めにとることです。意外に思われるかもしれませんが、妊娠中お腹の大きい状態では、普段よりも歩いたり活動したりすることは当然難しくなるので、運動による消費エネルギーは少なくなります。そのため、一日三食をしっかりとバランスよく、少し痩せすぎと言われる場合は少しだけ多めに摂取するだけで、適切な体重管理につながるのです。

痩せすぎだから太ろうと思って暴飲暴食してしまうと、運動による消費エネルギーが少ない状態では過剰に太ってしまいます。痩せすぎも妊娠・出産に悪影響を及ぼしますが、太りすぎも妊娠高血圧や妊娠糖尿病、そして難産の原因となってしまいます。妊娠中こそ、バランスの良い健康的な食生活を心がけるようにしましょう。

最後に

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痩せすぎは、妊娠や出産にも多くの悪影響を及ぼします。美しい体を目指すのももちろん大事ですが、決して度が過ぎることのないように気を付けてダイエットに励みましょう。

関連記事:痩せすぎの危険性とは?科学的な原因と対処法を探る!

記事参考元:
低出生体重児の症状や原因・診断と治療方法
やせすぎ妊婦さんはどうすればいい?
妊娠中の体重管理
日本の妊婦さん、ちょっと痩せすぎじゃない?~低出生体重児が急増!
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