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ダイエット後のリバウンドはなぜ起こる?メカニズムと防止法!

今回はリバウンドをしてしまう身体のメカニズムを紐解いていきたいと思います。ダイエットに成功した人はもちろんですが、目標体重には届かなかったという人も、少なくともダイエットで落とした脂肪分くらいは身につけないように、リバウンドについて深く知っていきましょう!

posted on 2016.09.12

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あなたはどれくらい「リバウンド」に気を付けていますか? ダイエットが終わった解放感から生活に緩みが出てしまい、リバウンドをしてしまった経験はないですか?
ダイエットを始めるときの意気込みと比べると、ダイエット後のリバウンドに対してはあまりに無頓着なのではないですか?

今回はリバウンドをしてしまう身体のメカニズムを紐解いていきたいと思います。ダイエットに成功した人はもちろんですが、目標体重には届かなかったという人も、少なくともダイエットで落とした脂肪分くらいは身につけないように、リバウンドについて深く知っていきましょう!

関連記事:6割の人がリバウンド経験あり!その主なダイエット原因とは…?

リバウンドの原因となるホメオスタシスとレプチン

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食事制限のダイエットを始めて体重が徐々に減ってくると、少し気分的にも余裕が出てくるかと思います。この調子なら目標体重を達成できる!と意気込んでそのままのダイエットを続けることでしょう。
しかし2キロ、3キロあたりまで体重が減ったところで、急に体重が減らなくなってしまう経験をしたことはないですか? この時期のことを停滞期と言います。実はこの停滞期にはれっきとした原因があるのです。

停滞期の原因―ホメオスタシス―

その停滞期の原因は「ホメオスタシス」という身体のメカニズムにあります。身体の中に入ってくるエネルギーが少ない状態が続くと、身体は自然な防衛本能として、身体のエネルギー消費量を抑制する方向にはたらきます。
つまり、身体が環境に適応しようとするわけです。それがホメオスタシス、日本語でいうと生体恒常性という身体の機能です。
一旦ホメオスタシスがはたらくと、食事制限のみのダイエットは中々捗りません。そればかりか、ダイエットを終えた後もホメオスタシスはしばらくはたらき続けるので、たくさん食べてもエネルギー消費量が少ないという状態が続き、結果リバウンドに繋がってしまうのです。

ダイエットホルモン、レプチンの減少

リバウンドをしてしまう明確な原因はもう一つあります。それは脂肪細胞が作り出す「レプチン」というホルモンによるものです。脂肪細胞に脂肪が吸収されると、レプチンが分泌されて、脳の満腹中枢を刺激します。
またレプチンには交感神経を介し、身体の消費エネルギー量を増やすはたらきもあるのです。とどのつまり、レプチンがたくさん分泌されるほど、ダイエットは成功しやすいのです。
しかし、そんなレプチンも、食事制限をしている間は分泌量が減少してしまいます。そしてたちの悪いことに、ダイエットを中断し食事量をもとに戻した後、レプチンが正常な量に戻るまでには一ヶ月ほどのタイムラグがあります。この期間は、食事をしても満腹感が得られにくくなり、リバウンドしてしまいやすくなるのです。


脳が目標を記憶してる?セットポイントとは

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セットポイントとは「脳が認識しているその人の基本的な体重」のことです。あなたが太っていようが痩せていようが、脳は常に体重をセットポイントに保とうとするのです。
このセットポイントには大体5キロ~8キロほどの幅があります。もしある人の体重が減って、セットポイントを下回ってしまった場合、その人の身体の代謝は極端に下がってしまいます。
ある研究によると、体重が10%下がると、その人の代謝は250~400kcalも下がってしまうのです。
つまり食事制限だけでダイエットに成功し続けるためには、常にこの分のカロリーの食事を抑えなければならないということになります。そう考えると、体重を下げることに成功した人がリバウンドしやすいのも頷けるでしょう。

また残念なことに、このセットポイントは簡単に上がってしまうのですが、下げるのは非常に難しいのです。進化論の観点から考えると、そのことも容易に理解できます。
長年に渡って食料僅少時代を潜り抜けてきた人類は、できる限り消費カロリーを抑えなければならず、脂肪を蓄えていなければならなかったはずです。
ある意味では、セットポイントは、人類が歴史の中で勝ち得た生存メカニズムであり、他方ではダイエットの構造的障害ということになるのでしょう。

リバウンドを防ぐためのポイント

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では一体、私たちはどうすれば痩せることができ、どうすればリバウンドせずに済むのか。ここがまさしく本題です。

急激に体重を減らさない

第一に、ホメオスタシスをできる限りはたらかせないようにすることです。すなわちダイエットをするにしても、過度な食料制限などで一気に体重を落とそうとするのではなく、徐々に体重を落としていき、それを身体に「慣れさせる」必要があるのです。目安としては1ヶ月に全体重の5%の減量までに留めましょう。それ以上体重を落としても、長期的に見れば逆効果です。

落とした体重はなるべく維持!

次に大事なことは、レプチンを正常な量にセットすることです。そのためには体重を落とした状態を一ヶ月以上続けなければなりません。一ヶ月でレプチンは正常量になるので、そうすればリバウンドもかなり防げるでしょう。

食事を愉しむ

最後に大事なことは、「食事を愉しむ」ということ。逆説的ですよね。
ダイエットは一見すると摂取カロリーと消費カロリーの単純計算です。それは決して間違いではありません。
しかし、脳によって消費カロリーがコントロールされていることに私たちはいい加減気づかなければいけません。単なる食事制限をすれば痩せる、それは明らかに間違いなのです。食事制限は、ただカロリーの消費制限を引き起こすだけです。
ですから食事を心から愉しみ、味わう。テレビや仕事の片手間に食べるのではなく、一口一口を丁寧に噛んで食事をすれば、食事制限のストレスも緩和され、反動でたくさんたべてしまうことも、リバウンドすることもありません。
適度な運動と共に、食事を愉しみ、生活を豊かにすることで是非、体重をコントロールしてください。

まとめ

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短期的なダイエットとリバウンドは切っても切れない関係にあるのは分かっていただけたでしょうか?ここで紹介した方法を意識してダイエットをしていけば、ゆっくりですが、確実に痩せることができると思いますので、ぜひ試してみては?

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