ダイエット中に外食を楽しむための選び方ガイド

ダイエット中に外食を楽しむための選び方ガイド

食事制限がストレスになると、いずれ反動で食べ過ぎが起きます。大切なのは「やせる食事」ではなく“続けられる食事”。外食でも選び方と量のコントロールさえ押さえれば、十分に体重管理は可能です。本ガイドでは、今日から使える実践的な基準を専門家の視点でまとめます。

基本のフレーム:主食・主菜・副菜+水

  • 主食(炭水化物):白米/パン/麺は手のひら1枚分を目安。
  • 主菜(たんぱく質):魚・鶏胸・卵・大豆から選択。手のひら1枚厚み1cmが目安。
  • 副菜(食物繊維):サラダ・海藻・きのこを両手一杯
  • 飲み物:水/炭酸水/無糖茶。アルコールは後述の上限を守る。

店選びで7割決まる

  • 和定食/グリル/カフェ:主食・主菜・副菜が分かれており調整しやすい。
  • ビュッフェ:最初にサラダ→たんぱく質→主食の順で取り、皿は小さめを選ぶ。
  • 避けたい傾向:揚げ物中心/濃厚ソース推し/大盛り無料が全面の店。

メニューの選び方(迷ったらこの優先順位)

  1. 主菜は“焼く/蒸す/煮る”:グリルチキン、焼き魚、豆腐料理が第一候補。
  2. 副菜を先に確保:サラダ or 糖質の少ないスープをセット。ドレッシングは別添え。
  3. 主食は量で調整:最初から「少なめ」or「半分」。麺はスープ少なめ/替え玉なし。
  4. ソースは“かける”より“つける”:総量を把握しやすく塩分・糖脂質を抑えられる。

ジャンル別の実践オーダー例

  • 和食:焼き魚定食+小鉢(海藻/きのこ)。ご飯は半分、味噌汁は具多め。
  • 洋食:グリルチキン+温野菜+ライス小。ソースは別添えで量を調整。
  • イタリアン:前菜サラダ→魚介のトマト系パスタをハーフ。シェアで量コントロール。
  • 中華:青菜炒め+白身魚の蒸し物+スープ。主食は小にし、揚げ点心はシェアで一口。
  • 居酒屋:枝豆・刺身・焼き鳥(塩)・冷奴。締めはおにぎり半分 or 茶漬け小。

飲み物の上限

アルコールは1〜2杯まで(ビール中1、ワイン100〜150ml目安)。甘いカクテルやハイボールの連投は血糖・食欲を上げやすいので控えめに。飲んだ量と同じだけの水を一緒に。

量とスピードを制する小ワザ

  • 最初の3分は野菜と水で食欲ブレーキ。
  • ゆっくり20分:満腹中枢が働くまで時間を稼ぐ。
  • シェア/ハーフで量を最適化。残すより最初から小さく。
  • デザートは“別日”に分散:その場はコーヒー/お茶で満足感を作る。

避けたい“地雷メニュー”の目安

  • 衣が厚い揚げ物の盛り合わせ、タレまみれの丼、濃厚クリーム・チーズ過多の一皿。
  • ドレッシングたっぷりのサラダ、砂糖の多いスムージー、無限に出てくるパンのお代わり。

まとめ:店を選び、調理法を選び、量を先に決める。
“完璧”より“再現性”。外食を我慢ではなく、賢く楽しむ日に変えましょう。