漢方

漢方とは

漢方とは、古代に中国から伝来した中国医学が日本国内で独自の発展を遂げた医学の種類である。

中国医学が初めて日本に伝わったのは5世紀から6世紀あたりであり、その時代では中国から医者を呼ぶなどして医療を行っていた。その後、平安時代や鎌倉時代には中国医学の手法をまねて医学が発展していき、途中何度か中国の先端的な医学知識を取り入れつつ徐々に漢方が発展していった。そして、江戸時代に漢方は最盛期を迎えるものの、明治期になると西洋の薬が導入され、漢方は一度消滅の危機に瀕する。しかし、その後も漢方は存続し、近年になって再度注目を集めるようになり、日本の大学の医学・薬学のカリキュラムにも漢方についての部分が追加された。

漢方の最も大きな特徴とは、人それぞれの体質や体型、体の状態などを分析してその人にあった治療を行うということである。また、治療に用いる薬などの原料もすべて天然由来のものであるという点も、漢方の大きな特徴の一つである。


漢方の考え方

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漢方の考え方の中心となるものは3つ存在する。

①五臓六腑
五臓六腑とは、東洋医学における「内臓」という言葉である。五臓六腑のうち、五臓とは肝、心、脾、肺、腎の5つ、六腑とは大腸、小腸、胆、胃、三焦、膀胱の6つのことを指している。このうち、現時点でも三焦が何を指しているのかは断定されていない。

②気血水
気血水とは、漢方において人体を構成するとされる3つの要素のことである。
「気」とは、熱やエネルギーのことであり、人が元気でいるためにはこれが必要と考えられている。この部分に異常があるとイライラ、疲労、冷え、頭痛などの症状が起こる。
「血」とは、血液のことを指し、全身に気を運ぶという役割を持っている。この部分に異常があると気の異常によって引き起こされる症状に加えて便秘、肩こり、貧血といった症状が現れる。
「水」とは、血液を除く体液の総称である。この部分に異常があるとめまい、むくみといった症状が現れる。

③陰陽虚実
陰陽虚実とは、その人の体質を表したものである。それぞれに偏っている状態を「~証」という。
「陰証」とは、冷えや、静的で活気のない、外に現れにくい病状のことを言う
「陽証」とは、炎症や発熱など、外に現れやすい症状のことをいう。
「虚証」とは、抵抗力が弱まり、病気が体の奥深くまで進行しやすくなっている状態のことを言う。
「実証」とは、抵抗力が非常に強くなっている状態のことを言う。
漢方では、この四つのバランスが取れていることが健康に非常に重要であると考えられている。

漢方とダイエット

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漢方の中でも、ダイエットに効果的な薬がある。それは防風通聖散である。
防風通聖散は、発汗作用や利尿作用が強く、むくみの解消に非常に有効な薬である。また、防風通聖散は代謝を高める効果があり、特に皮下脂肪に対してその効力を強く発揮するといわれている。

しかし、前述の漢方の考え方からもわかるように、漢方薬とはあくまでも体の調子のバランスを整えるものである。体がより良い状態に戻るために漢方を服用するので、代謝向上などの効果があっても、それが脂肪をすぐに減らし、直接的なダイエット効果をもたらすわけではないという点は注意しなければならない。漢方を用いてダイエットをする場合、漢方薬はあくまでもダイエットの補助の一つであり、他の運動などと組み合わせることで初めて高い効果が発揮される。

記事参考元:
五臓六腑 ごぞうろっぷ|コトバンク
漢方薬とは|漢方薬師堂
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