脂質

脂質とは

脂質とは一般に、生物から単離される、水に溶けない物質の総称を指す。厳密な定義は決まっておらず、特定の化学的・構造的性質ではなく溶解度によって定義される。しかし、このような定義では数多くの例外が存在してしまうため、現在の生化学では以下の伝統的な定義によって記される。

・水に不溶

・有機溶媒に可溶

・脂肪酸、あるいは炭化水素鎖を含む

・生物由来の物質

IUPAC(国債純正・応用科学連合)でも、脂質の明確な定義を示していない。IUPACによる定義は以下である。

・非極性溶媒に可溶

・生物由来の物質

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脂質の役割

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脂質は1gあたりのエネルギー生産量は炭水化物やタンパク質の2倍以上で、1gあたり9kcalである。主に、全身に存在する脂肪細胞に蓄えられる。中性脂肪はこの脂肪細胞によって作られ、体内に溜め込まれる。脳は糖質を利用しているが、身体のほとんどがこの中性脂肪をエネルギー源としている。基礎代謝は1,500~2,000kcalと言われ、大脳の消費は30パーセント程度と言われている。そのため、毎日1,000kcal以上のエネルギーを中性脂肪から取り出している。

脂質は、基礎代謝のエネルギー源として中性脂肪に蓄えられる以外に、

・ホルモンバランスを調整する

・ビタミンの吸収を助ける

・脳細胞の神経組織の材料として利用される

・体温を保つ

・皮膚を保護する

・血圧や筋肉をコントロールする

など、重要な役割を持っている。そのため、脂質の摂取が不足すると、ホルモンバランスが崩れたり、ビタミンの吸収率が下がって新陳代謝がうまくいかなくなったりする。

脂質の種類

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脂質は、油脂、ステロール類(コレステロールなど)、リン脂質、脂溶性ビタミンなどに分けられる。

【油脂】

常温で液体の油と、固体の脂があり、これらをまとめて油脂と呼ぶ。これらはグリセリンと3つの脂肪酸が結合しており、結合する脂肪酸によって種類や性質が異なる。

■飽和脂肪酸

炭素鎖に二重結合や三重結合を有しない脂肪酸。肉やバター、チーズなどに含まれるパルミチン酸やステアリン酸が挙げられる。摂取しすぎるとLDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪が増す。

■一価不飽和脂肪酸

1つ以上の不飽和炭素結合を持つ脂肪酸。オリーブオイルに含まれるオレイン酸などがあり、HDL(善玉)コレステロールを増やすなど、心疾患のリスクを減らす役割がある。

■多価不飽和脂肪酸

不飽和結合を2つ以上持つ不飽和脂肪酸。魚に含まれる脂肪酸など、特に心疾患のリスクを減らすと言われている。

■トランス脂肪酸

構造中にトランス型の二重結合を持つ不飽和脂肪酸。LDLコレステロールを増やし、HDLコレステロールを減らす効果がある。動脈硬化や心疾患のリスクを高める。

【コレステロール】

細胞膜や様々なホルモン、胆汁酸を作る材料となる。

【リン脂質】

細胞膜を構成する主成分。体内で脂肪がエネルギーとして使われたり蓄えられたりする際、タンパク質と結びついて血液中へ流れる。リン脂質が不足すると細胞膜の働きに異常をきたし、動脈硬化や糖尿病などのリスクが高まる。

記事参考元:
三大栄養素の「脂質」とは?
脂質も大事な栄養素!脂質はどんな働きをするの?
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