トレハロース

トレハロースとは

動植物の細胞内に存在する天然の糖質で、食品添加物として様々な食品に利用されている。その用途の広さ・性能の素晴らしさから、「夢の糖質」と呼ばれている。また、トレハロースは太古の昔から地球上に存在しており、さまざまな動植物が砂漠などの厳しい環境の下で生き続けられているのは、トレハロースのおかげであると言われている。トレハロースに、細胞やたんぱく質を凍結や乾燥から守る作用があることを多くの研究者が実証している。


トレハロースの用途

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トレハロースは甘みを付けるというよりは、食品の品質保持・品質向上を目的として使われることが多い。

① 冷凍体制
冷凍しても食品の味・食感の変質を抑制する。冷凍食品などに使われる。

②でんぷんの老化防止
炊いた米のパサつきを抑える。コンビニ弁当、お団子、スポンジケーキなどに使われる。

③脂質の変質抑制
脂質から酸素を保護して食品の劣化を防ぐ。焼き菓子や食肉加工品などに使われる。

④たんぱく質の変性抑制
たんぱく質が劣化し、縮むのも防ぐ。卵焼きやハンバーグ、プリンなどに使われる。

また、食品以外にも、その保湿効果の高さから化粧品、石鹸、入浴剤などにも使われている。

トレハロースの安全性

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渡辺雄二氏の「食品添加物の危険度がわかる事典」によると、トレハロースは「【危険度2】:それほど気にしなくてもよいが、避けられれば避けた方がよいもの。」であるとされている。トレハロース自体はキノコや酵母などに含まれており、昔から人間が食べてきたものであるため、安全性は高い。HOなどの国際機関からも、「1日の許容摂取量(ADI)を設定する必要なし」とされ、トレハロース自体に現在のところ問題はない。ただし、一度にたくさん食べると、人によってはお腹が緩くなってしまうようなので注意が必要。目安としては、体重1kgあたり0.65g以上で影響が出るとされている。

トレハロースの消化吸収

摂取した糖質は、腸管にある酵素により分解される。腸管にはさまざまな酵素が存在し、糖質の種類によって働きかける酵素が異なる。トレハロースには、トレハラーゼという酵素が働きかけ、これによってブドウ糖に分解・吸収される。しかし、普通の糖質とトレハロースでは、消化吸収の過程で少し異なる点が発見された。通常のブドウ糖は、摂取すると30分後くらいに血糖がピークまで上昇し、その後急激に低下するが、トレハロースも場合は、血糖値のピークが低く、血糖上昇・降下が緩やかである。つまり、トレハロースはインスリン刺激の少ない糖質といえる。

トレハロースの効果効能

林原生物化学研究所(岡山市北区)の研究によると、生誕7週目のマウスを利用したトレハロースの効果効能における実験を行ったところ、トレハロースに脂肪細胞の肥大化を抑制する働きがあることがわかった。詳しい実験内容としては、マウスを

「通常食+水を摂取する群」
「通常食+トレハロース他5種類の各種糖質水溶液を摂取する群」
「高脂肪食+水を摂取する群」
「高脂肪食+トレハロース他5種類の各種糖質水溶液を摂取する群」

以上のA,B,C,Dに分類して8週間飼育した、というものである。

各群の内臓脂肪の肥大化状況を調べた結果、高脂肪食を与えた群は、当然ながら通常食の群に比べて内臓脂肪である腸間膜の脂肪細胞が肥大化した。ところが、トレハロースを摂取した群だけは、脂肪細胞の肥大化が抑制された。以上のことから、トレハロースはメタボリックシンドロームの対策に使えるだろうとされている。

記事参考元:
トレハロースの効果・効能について
トレハロースについて
トレハロースとは
トレハロースとは?効果・効能、カロリーは?危険性は?
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